黄昏に


誰そ彼は
それは私と 闇が歌う

記憶を辿って 還り往く
儚き想いを葬送す
祈りの歌を 闇は歌う


誰そ彼は
それは私と 月は囁く

風に乗って 彷徨い歩く
悲しき御霊を 守り照らす
導き声を 月は囁く


誰そ彼は
それは私と ワタシは答える

闇にも月にも 救えぬ魂
背負うてワタシは 口ずさむ
黄昏時の物語

昼と夜との間の時間、ちょうど太陽が沈む頃って、
すれ違う人々の顔って見えにくいですよね。
ですので昔の人はその時間帯に誰かとすれ違う際
「誰そ彼は?」と声を掛け合ったそうです。
それが『黄昏』の語源らしいです。
ちなみに私は金色の夕日より紅い夕焼けの方が好きです。
それから、夕日の加減で街がセピア色っぽく染まっているのも好きです。
まるで、その時間だけ過去に戻ってるみたいに感じるので。

2012/12/23 23:31

Designed by USAGI NO_AO-GARASU
Copyright (C) 2011-2018 silverbullet-orz.com