鏡花水月


幻映す鏡の欠片
水に浮かべて月映す

きらきら光るその水面
花を一輪 捧げましょう

狂る狂る回る花びらに
幻の影 追いかけて
そっと指を滑らすと
波に月は ざわめき消えて
水面に浮かぶ 鏡の欠片
指の先を紅に染める

紅は水面に広がって
月も鏡も紅くなり
捧げた花のみ 白く残る

鏡花水月 夢の中
鏡花水月 花一輪

この詩は最初にタイトルが浮かびました
それに言葉を付け足していったものです
『狂る狂る』は『くるくる』、『紅』は『あか』
と読んでください

2012/12/28 01:14

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